ガーナについて その1


ガーナ: 正式名称は ガーナ共和国(The republic of Ghana)


ガーナの場所: ガーナはアフリカ大陸の中でも「西アフリカ」に属している国の一つです。隣国はコートジボアールブルキナファソトーゴです。周りはみんなフランス語圏なのにガーナだけは英語圏



ガーナの気候: 「ガーナって暑いんでしょ?」と沢山の方から聞かれます。確かに暑いです。けれども木陰に入ったり、夜になると涼しくなります。最近日本在住のガーナ人に会ったとき「日本の夏は暑すぎる・・・」と言っていました。彼は沖縄に行って、生まれて初めて日焼けをして皮がむける、という体験をしたそうです。「うそっ!!」って感じのお話ですが、ガーナの気候を調べてみたら、平均気温が26度となっていました。実際はそれよりは暑く感じたけれど・・・一年間の平均気温ということなので夜間も考慮に入れるとそうなるのでしょうか?


ガーナの言語: ガーナは他民族国家です。言語学者の区分の仕方で色々と言われてはいますが、ざっと100から60の言語がガーナ国内で話されていると言います。たった一カ国の中でですよ!!すごいですね。


その中で政府公認の言語として区分されているのは

1. チュイ(TWI)、2. ダガリ / ワレ(DAGAARE / WAALE)、3. ダンブェ(DANGBE)、 4. ダバニ(DAGBANE)、5. エウェ(EWE)、6. ガ(GA)、7. ゴンジャ(GONJA)、8. カセン(KASEM)、9. ンゼマ(NZEMA)の9つの言語です。

これに加えてガーナの公用語として使われているのは英語です。


それではちょっと町の紹介。私が住んでいた3つの場所です。

アクラ: ガーナの首都。私が通っていたガーナ大学大学院があるのもここです。アクラはガ族の住む地域で、ガ語が話されています。(ガ族は人口の8%:1991年)ただしガーナの中でも人口比率の高いチュイ語(44%:1992年)を話すアカン族が都市に流入していることからチュイ語のほうがよく使われています。

ジオペ: わらべうたの調査をした村。エウェ族が住みエウェ語を話す地域です。(エウェ族は人口の13%:1991年)エウェ語はガーナだけでなくトーゴ、ベニンの西部でも話されています。

ワ: NGO活動をした町。ワリ族が住みワレ語を話します。(ワレ語を話す人口はたったの1万人:1991年)