ガーナ人のお仕事

ガーナの若い「大工さん」



今日カーペンター(大工)の男の子にベット用の蚊帳を釣ってもらった。
前々から思っていたんだけれど、ガーナ人のお仕事として「大工」「洋服の仕立て屋」
「ヘアドレッサー」についている人の数がものすごく多い。
町を見回してみてもこの3種類の店ばっかりある。こんなにたくさんの店があるけれど供給が需要に勝りすぎているように思う。
これでみんな食べていけてるんだろうか?と疑問である。


でも考えてみると、ガーナで簡単になれる仕事で、学歴が無くても就ける仕事として、この3つの仕事を選ぶ人が多いのも納得できる。
だってそれ以外が「農業」の選択肢しかないのが現実なんだから。


今日蚊帳を釣ってくれた男の子は19歳だと言う。中学校を中退して(学費を面倒見てくれる人がいなかったので)田舎から町に出てきて大工の見習いから始めて今年で4年目という。以前同じような仕事を頼んだ人より丁寧な仕事ぶりだったので感心してそう彼に伝えた。
親方は私の知り合いなんだけど、彼がなかなかできる人なんだろうな。少年はその点良い親方につけてラッキーだったのかもしれないね。


いつもガーナ人の仕事ぶりを見て思うのは「質の低さ」なのよねー。
もう少しここに気をつけたらもっと良くなるのに、とか、もう少し完璧にやろうと努力すれば良いのに、とか。


今日、彼を見ていて思ったのはこれはやっぱり「教育」の「質の低さ」からきてるんだろうなー、と。
ガーナの国中がゴミだらけなのを見ても「教育が大切」なのが頷ける。
大人にも子供にも「どうしてゴミを捨ててはいけないんだと思う?」
と聞いても答えられない。


日本の教育は色々言われるところがあるけれど国民全体がある程度の水準の高さを持っているからすばらしいと思うなー。

がんばれガーナ!!