明治大学の3回目の講座 

ワラワラです。3週間の教育実習生のお世話、自分自身の研究授業発表、とちょっと疲れ気味のワラワラです。
そんなもんで、ちょっと一息。

深呼吸ーーーー。ふううううううう。


さて、土曜日は久々にアフリカをテーマにしている明治大学の講座に行ってきました。
第3回目のテーマは「変容と展開」
比較詩学??という(始めて聞いた!!)の菅啓次郎先生が講師でした。
ヒップホップ、セネガルのサバール、ハイチのヴォドゥ、などを比較しながらアフリカと新大陸との関係性を探っていく、
といった内容でした。ふむふむ、興味深い。。。


結局、先生の専門が「音楽」ではないし「アフリカ」でもないことから、持ってきてくださった映像資料を色々と見せる、
という感じの内容でしたが、なかなか手に入らないような映像だったので、「ほしい・・・」と思いつつ、堪能して見ていました。
私にとってはハイチの「ヴォドゥ」が面白かったなー。
以前から興味はあったのですが、見せてもらったビデオを見て
「ガーナのエウェ族(私が調査した民族)の音楽やダンスにそっくり!!」とあらためて感じました。
私にはアフリカとのつながりが目に見えて伝わってきました。
例えば、女性の甲高い歌声、ペンタトニックスケール、地面に対して並行的に動く動作、などエウェ族のそれとそっくりです。
それには歴史的なことが要因になっているんですよね。
ハイチに連れて行かれた奴隷たちの祖先は「フォン族」、「ヨルバ族」、など「エウェ族」の祖先でもある民族なのです。
その彼らが持っていた伝統宗教がハイチに伝わって変容していったものが「ヴォドゥ」になったんです。
私もまだまだ勉強不足で詳しいことは知りませんが、生きたニワトリを生贄にして(映像では首を持ってぐるぐる回して絞めていました。)
それによって人間に魂が憑依する様子が描かれていました。
目が完全にいってましたね。すごかった。


講義が終わった後、講師の先生方にまぎれて私も打ち上げに行ってしまいました。
なんともズーズーしい!!
そこでの話しが講義以上に面白かった。
コンゴ人のロジェさん、という人が語っていた「伝統宗教のすごさ!!」、という話が興味深かった。
アフリカにはなんだかわけがわからないがスーパーナチュラルなパワーがあるのだなー、
と久々にそんな話が聞けました。
毎日の学校の往復で最近「アフリカ」を感じることが無かった私にとって、久々にアフリカな時間が心地よかった。
そしてやっぱりアフリカな時間も大切にしたいと思いました。


しかし大学の先生というのは道楽のようなテーマでご飯を食べていけるんだから幸せだなー、と思ってしまいました。
好きなことやっている人たち、って変な人も多いけど人間的には面白い。
「それで何??」っていうようなテーマを真剣にやっている人たち、知的好奇心を探求している人たちって、
なんだかうらやましくも思えた。


なんだか最近まじめくさくって「学校の先生」という肩書きに自分の個性を閉じ込めてしまっている自分がいて、
なんだかもどかしい。