ガーナの耳かき


巷では最近「耳かき」をしてくれるというビジネスがあるらしい。「エステ」の一環のような形で耳垢をとってくれるそうだ。
昨日街を歩いていたらその看板を見つけて、「あっ、本当にあるんだ!!」とびっくりしました。


で、ガーナに限らず日本以外の国に行くと「耳かき棒」が無い国がほとんどで、旅先で困るという体験を何度もしたことがありました。
ガーナに初めて行ったときも「耳かき棒」を持っていくのを忘れて、一時帰国するまでの1年間、「耳かき棒」で耳垢を取れなかった、
という不覚の事態が発生してしまいました。1年分の耳垢を取ったときはそれはそれはびっくりするぐらいでましたけどね!!


ところで・・・ガーナ人はどうやって耳垢を取るのでしょうか?
都会系のガーナ人は綿棒でホジホジするのが主流です。
しかし私がリサーチをしていた村ではどうなのでしょう・・・
あるとき「耳垢ってどうやって取るのー?」と聞いてみました。
そうしたら突然そこらへんにいるニワトリをバシッっと捕まえて、ブシッと一本羽を引きちぎってしまいました。
「おっっ!!!」と思った瞬間に毛の先端だけを残して他の部分を指でサッとそぎ落としていました。
棒の先端に扇方のような形の羽が残っている感じ、と言ったら想像できるでしょうか?


それで耳の中に突っ込んでぐるぐる回すと「かゆいところに手が届く」という感じになるのだそうです。
実際私もやってみましたが、それはそれはびっくり。。。
耳の中でニワトリがバサバサ言っている感じ!!
全く持ってそんな感じでした。あー、びっくりした。


「耳かき」もところ変われば、ですね。