ワラワラ トーゴへの道

花屋さん(トーゴ)



今日はガーナから隣の国トーゴへ3泊4日の旅に行くことにしました。(トーゴの概要は12月 日の日記をみてね。)


ガーナからトーゴへの道は陸路が一番ポピュラー。私はガーナの首都アクラからガーナの国境の町までのチケットを購入してバスに乗車しました。
ただ今2時。着くのは5時ぐらいになりそうかな。
ビザは国境で直接取る予定です。問題なく取れるのかはわからないけど、まー何とかなるでしょう。


バスの中はナイジェリアンムービーが馬鹿でかい音で放映中。
「ナイジェリア映画ってどうしてこういつもがちゃがちゃうるさいのかなー。
登場人物は一人漏らさずとても攻撃的だし、怒鳴るわ、けんかしまくるわ。すごいなー。」とか思いながら、でも何気にいつもかかってると見ちゃうのよね。


映画のテーマは「子供のできない夫婦とその夫の母親との戦い」。
母親は子供ができないのは妻のせいだと決め付けていて、ある日突然他の女を妻として連れてくる、っていうところから話が進んでいきます。まー、それはそれは激しい戦いでした。日本でも嫁姑の問題は大変と聞くけれど、これはどこも共通のテーマなんでしょう。


でもここで面白いのは「アフリカの多くの地域では子供ができないのは妻のせい、そんな妻は捨てられて当然、夫は他の女と再婚すべき(もしくは第二婦人をもらうべき)」などと考えられているのがかなり一般的なのです。
ガーナの北の地域では妊娠できない妻は何かに呪われている、とされて人里離れたWitch Village(魔女の村)に送られてしまう、という話も聞きます。
この背後には「子沢山」「子孫繁栄」が美徳とされている多くのアフリカの地域の価値観を反映してるといえますね。


まー、ナイジェリア映画の話はここまでとしてトーゴの旅は続きます。。。
5時にガーナ側の国境の町に着きました。
目の前には「Bye Bye Ghana」と書かれたアーチがそびえ立っていてそれをくぐってガーナの入国管理事務所に着きました。国境は何かともめることもが多いとも聞くけれどここは簡単にビザも取得できて(2000円ぐらい)トーゴ側に入れました。ワーイ!


ガーナ側の町とは違ってトーゴ側に入るとバイクやタクシーが沢山止まっていてなんだかにぎやかな雰囲気になりました。道端でフランスパンを見つけて思わずうれしくなって「あっ、フランスパンだー!!」と叫んでしまったー。ガーナは元イギリス植民地。フランスパンなんて全くありません。悲しい。。。それに引き換えブルキナファソもそうだったけれど元フランス植民地のアフリカ諸国は食べ物が断然おいしい。それがトーゴに来た最もの理由だったりして、ほんとに。


6時を過ぎてだんだん暗くなってきました。ガイドブックで見つけたホテルを目指して、てけてけと歩く。ホテルに着きました。入ってみたらびっくり!!この部屋最悪。。。2500円を2000円ぐらいに負けてもらってとりあえずもう暗いのでここに泊まることにしました。
ガイドブックには「フランス人経営のホテル。きれいで、こざっぱりしている。隣接するレストランはロメ(トーゴの首都)でも人気の店。」みたいなことが書いてあったのに。。。うそばっかり。かわいそうなほどにぼろついている。きっとオーナーがフランス人からトーゴ人に移ったんだろう。(でも後から聞いたらフランス人のオーナーが酒乱になってしまったらしい。Sorry…)


まー、がっかりしたけれど気を取り直して外に出てみました。そこに突然きらきら輝く美しいレストランを発見!!!中に入ってみました。そこはフランス人女性が経営するれっきとしたフレンチレストランでした。(ここのオーナーはもちろん酒乱では無い)オーナーが英語を少々しゃべれたのでロメの町について色々と聞いてみました。少し値が張るけれど味は◎だった。おいしかったーフランスパンが最高だったー。

こんな感じでガーナから無事トーゴの首都ロメに着きました。めでたしめでたし。